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アラキドン酸とcox-2に期待されること

アラキドン酸と関連する事で、私達の体内で新たな物質を作り出す存在、それがcoxと称される物質です。
このcoxはその異なる特性からcox-1とcox-2に分類出来、各々とアラキドン酸が関わる事で新たに作り出される物質は限定されています。 一部どちらのcoxと関係しても作り出される物質もあり、非常に複雑な構造図式となっています。

cox-2は主に、血管拡張、血栓防止など血流確保効果をもたらす物質の体内合成と密接な関係を有しております。 血栓症治療薬の中にはこのcox-2とアスピリンの接触障害を防止する効果を通じ、間接的に患部の症状改善を狙う製品も少なくありません。
ですが反面、cox-2には癌細胞の増殖進行を後押しする働きが確認されております。 また視点を変えれば「アラキドン酸との接触を防止せねばならない厄介な存在」と捉えられる、表裏一体の物質である点も見逃せません。
マウスを用いた実験などを通じ、癌細胞の増幅の主たる原因となる複数の物質を体内合成する「負の働き」の検証結果が報告されております。 癌治療の場面では「cox-2の存在自体の根絶」が重要なポイントと認識されています。

アラキドン酸自体は私達の体内の細胞膜に存在する脂肪酸であり、これ自体の除去は健康上考えられません。
同時にcox-2自体は全ての方々にとって「悪しき物質」と一概には言い切れず、こちらも無条件の根絶という訳には行きません。
医療の世界では「アラキドン酸とcox-2の関係性を医学と科学の力を用いてどれだけ的確にコントロール出来るのか」という課題が存在しております。 今日も各方面からの研究が続けられています。
アラキドン酸とcox-2が適材適所で優れた働きを見せてくれる事が通じられています。 現在私達を悩ませている数々の病状や症例の改善が飛躍的に実現出来るであろう事は、間違いありません。
安全面を最優先での新たな医薬品や治療方法の開発発見に、期待は高まるばかりです。