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アラキドン酸とcoxによって作られる物質

アラキドン酸とcoxが相互関連を有する事で新たに私達の体内で製造される物質は数多く、身体内の多くの組織とも密接に関係しています。
ちなみにcoxには「cox-1」「cox-2」が存在しており、各々異なる特性を有している事がわかっています。 アラキドン酸との関連スタイルに於いても差異を見せる点も予備知識として踏まえておく事で、以下の説明をより的確に理解いただけるかと思います。

ちなみにcox-1は全身のあらゆる細胞にも常に一定量存在しており、構成型の酵素と位置付けられる物質です。
主に胃粘膜保護を担うPGE2やPGL2を製造して胃粘膜の血流状態を正常に保っているのです。 同じくPGE2を通じて血小板の凝集抑制効果を、腎臓質内で腎血管の拡張効果で安定した血流維持を促進するなどの働きを担っています。 cox-1が欠乏すると、私達の胃粘膜、腎臓、血管など血流が密接に関係する多くの部位に深刻なトラブルが生じる可能性が避けられません。 そしてアラキドン酸共々どちらか一方の欠乏は絶対に避けねばならない事が確認出来ます。

対してcox-2は常時存在する物質ではありません。 一過性の産生から角膜に一定期間存在する誘導型酵素と位置付けられており、アラキドン酸と関わる事で主にPGE2を生産します。
こちらは血管の炎症に関与するも、私達が知覚的痛みを覚える炎症には関連しておらず、非常に微妙かつ複雑な影響力を有しています。
これも予備知識になりますが、ステロイド剤の服用に際してはその効力を強力に阻害する働きを見せるのもcox-2に見られる特徴です。

アラキドン酸とcoxが関連する事で新たに私達の体内で発生する物質は複数確認されています。 しかし、どの部位で発生するかに因り、各々新たに発生した物質が担う役割や誘発する症状が異なります。
更にそれらの要因がcox-1とcox-2の時に相反する特徴に存在している、非常に複雑なシステムが構築されている点も見逃せません。
同分野に関しても現時点で既に全ての検証結果が出揃っているとは明言出来ず、今後の新たな発見にも期待と注目が集まっています。