高齢者

アラキドン酸とエイコサノイド

エイコサノイドなる見慣れぬ耳慣れない言葉のイメージとして、最新SF映画のアンドロイドを連想された方も、大勢いらっしゃるかと思います。
まずは専門的な説明になりますが簡潔にこの物質に関して述べてみましょう。

「炭素数20のポリエン脂肪酸をベースに生成される必須脂肪酸」という解説をしてみましょう。 この短文の中に並ぶ複数の固有名詞から、ある物質の存在と結び付けられた方はかなりの専門知識をお持ちである事、間違いありません。

エイコサノイドはアラキドン酸から生成される物質です。
アラキドン酸とcoxが関連する事で新たに作り出される物質は数多くあります。 1回の双方の関連で生じた新たな物質に対し、更にcoxが再度関連する事で、次の新たな物質が生成されます。
こうして繰り返される作用を「滝の流れ」に例え、アラキドン酸カスケードと称する事も、予備知識として知っておいて損はありません。

ちなみにエイコサノイドの主たる働きは、私達の生命の高級性の維持であります。 平たく補足すれば、身体内の多くの部位のコンディションを正常に保つ役割を担っています。
いわゆる体調不良を自覚した際に体内で発症する痛みです。 それ以外には発熱、感覚的不具合などのさまざまなマイナスを抑制する上で、エイコサノイドが私達の身体で秘かに活躍してくれているのです。

仮に原因が思い当たらぬ不調を自覚した方もいるでしょう。 それはエイコサノイドが一時的に疲れを見せてしまっているのです。 あるいはこの段階から体内での活躍がスタートするのか、そんな風に捉える事で、その役割が理解出来るかと思います。
こちらも余談ですが、アラキドン酸から生成されるエイコサノイドはその化学式の形状も類似しております。 物質としては異なりますが、その特徴も非常に良く似ており、そのルーツがアラキドンに在る事が確認出来ます。
こうした切り口から化学の分野に興味を抱く子供達が成人後専門家となるのです。 今日私達に専門知識を分かりやすく伝えてくれているのもまた、興味深い事実です。
皆さんのお子様が未来の科学者を目指すキッカケが「アラキドン酸とエイコサノイド」かも知れません。