高齢者

アラキドン酸の必要量は?

アラキドン酸は私達の脳内の細胞の働きを正常に活性化させます。 それ以外には体内の数多くの部位で生命を健康的に維持する上で重要な役割を担う脂肪酸です。
こうした事実を踏まえ「それなら1日当たりどれくらいのアラキドン酸の摂取が必要なのか?」という素朴な疑問が浮上するでしょう。 それも極めて自然な流れですが、一概に数値での明答が難しいのが現実です。

私達の一生は母親のお腹の中の胎児時代から乳幼児期、成人後の長い時を経て高齢者へと移行して行きます。
その時その時で体格も体質も異なる上に、個人差も見逃せません。
こうした現実を冷静に見てみましょう。 例えば「○○歳の男性にはこれだけのアラキドン酸が必要です」と数値での明言が出来ない事、ご理解いただけるかと思います。

そこで視点を変え、アラキドン酸が私達の身体に届ける「効果」「役割」から検証してみましょう。
アラキドン酸は胎児や乳幼児の脳の発達に不可欠な物質です。
当然この時期の生命体はアラキドン酸を体内で自力生成する能力は殆ど備わって居りません。 母親の母乳あるいは離乳食を通じての摂取が不可欠です。
自ずと母親は積極的にアラキドン酸を摂取せねばならず、与える離乳食の含有成分のチェックも大切です。
対して老化現象の代表的兆候として挙げられる、物忘れなど脳機能の低下もまた、アラキドン酸の不足が原因だと考えられます。
こうした年代の方々もまた、自身の自覚症状を専門医に相談するなどしつつ、必要適量のアラキドン酸が摂取出来る食生活を心掛けるべきでしょう。

何とも漠然とした内容となってしまいました。 アラキドン酸は過剰摂取禁物の物質である以上、結論は「自身に見合った必要最低十分量の摂取が必要」なのです。 何とも難解な結論に着地せざるを得ない物質です。
食欲旺盛の若い時期は肉食に偏らぬ腹八分目を心掛けましょう。 年齢を重ねられた晩年は意識的に肉や魚を食べる、サプリメントで補填するなどの工夫が大切です。
最終的な判断基準は各自に委ねられると捉えておくべき、身体に大切な物質です。