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アラキドン酸の化学構造式から理解

アラキドン酸に限らず、化学構造式を文章を用いて説明し、その上で広く一般の皆さんに説明申し上げるのは至難の業に他なりません。
今回は出来るだけ優しい比喩表現を用いる事で、イメージを描いて頂ける説明を心掛けて話を進めます。

先ずはアラキドン酸の化学式で表記すると「20 4 CH3(CH2)4(CH=CHCH2)4(CH2)2CO2H」となります。
最初の数字の「20」は鎖状態で20個が繋げられている状況をイメージしてみてください。
次の「4」はその内4ヶ所の鎖がダブル、すなわち2本で繋がっているイメージです。
続く難解な記載はここでは割愛します。

次に少し話が脱線しますが、皆さんは「化学構造式」と耳にして、どのような図形を思い浮かべられるでしょうか? 何やら蜂の巣を描いたような六角形が幾つも繋がった図だったり、ジグザグの直線波形のところどころに英語が記されています。 時に直線が飛び出している図も珍しくありません。
いずれにせよ出来れば「勘弁願いたい」存在なのが、一部の方々を除けば共通する本音でしょう。

ちなみにアラキドン酸の化学構造式は後者のシンプルな図式でありまる。 20の角を持つジグザグ直線をベースに、4箇所が二重線すなわちダブルの連結となった構造式です。
ここまで何となくイメージが描けているでしょうか?
ここで着目頂きたい事として、シンプルな図式であるとしましょう。 自由に直線を繋ぎ合わせてみたり、1本線を2本線に増やしてみたり、文字を書き込む事も簡単なのは、紙の上にペンで描いた絵図と共通しています。
アラキドン酸自体は比較的シンプルな構造であります。 他の物質と関係する事でさまざまな姿に変化を見せる事が、このシンプルな化学構造式から確認出来るのです。
実際にcox-1、cox-2と関係する事で、次々と新たな物質を作り出す事が、この事実の何よりの裏付けと言えるのです。
以下は余談になりますが、対して六角形などで閉鎖的な化学構造式の他の物質の場合を見てみます。 この場合アラキドン酸とは対照的で、他の物質との関わりを通じても影響が少ないと解釈出来るのは、既に皆さんお察しの通りです。